罪悪感のない食事がもたらすダイエット効果

2020年08月17日

目次

ダイエット中だからと我慢するのは逆効果

前回、いろんなダイエット法があるとお伝えしました。どれでも自分に合っていれば変える必要はないと思います。ただ、カロリー制限をしていて、今停滞期にあるとか、体重がある一定以上減ってからは減らない場合、入って来る栄養やエネルギーが少なすぎるせいで、身体が省エネ体質になっている場合があります。

その場合、血糖値コントロールダイエットに移行した場合、カロリーにとらわれないおかげで色んな栄養素が入ってくることで、停滞期を脱出してまた体重が落ち始めることがあります。実際にダイエット相談を受けていた方もそうでした。

カロリーや糖質を気にしすぎるあまりに、サラダしか食べないとか、お米など主食を食べないことは、ダイエットを辛いものにして、続かなくなってしまう原因のひとつだと思います。本当は食べたいのに、食べられない我慢が存在しているからです。

もちろんダイエット期間中はすごく集中できて、ごはんなんて食べなくても平気な方もいると思います。他人と関わりなく、独りで生きていればそれを続けられるかもしれません。ただ、家族や友人がいれば、一緒に食事をしたり、旅行へ行ったりした時、自分だけ○○を食べないとかは少なからずストレスになるんではないかなと、私は考えます。

本当は旅先でご当地○○を食べたいのに、我慢して食べなかった場合、脳は満足せず、ずーっとそれが頭から離れなくなったり、結局帰ってきてから別のものを食べてしまったり。そして、それでは満足できずに永遠に食べて過ぎてしまって、旅行に行く前より体重が増えてしまうなんてこともありえます。というか、私の実体験です。

我慢が深刻化すると、食べることが怖くなって拒食症になってしまったり、逆に食べても食べても満足できないような過食症になってしまいます。私は、拒食症とはいかないまでも、体重が今よりも10kg近く少なかった時は、約2年間くらい生理も来ず、常に何を食べるかを考えている状態でした。

その後、就職など生活環境が変わり、徐々に体重は増え始め、生理は再開したものの、今度はダイエットとリバウンドを繰り返して、益々痩せにくい身体になっていきました。また、過食症とまではいかないものの、家にあるものだけでは満足できずに、深夜にコンビニやファミレスに行くことも多々ありました。

血糖値コントロールダイエットは食べ物の選択肢が多い

カロリー制限ダイエットもだいたいのカロリーを把握すれば、計算も苦にならず、逆に朝と夜のカロリーを抑えて、昼に好きなものを食べれば我慢しなくて済むと考える方もいらっしゃると思います。それでストレスなく継続できていれば、それはその方に合っているんだと思います。

ただ、その内容が、朝も夜もサラダ、昼はハンバーガーやパンケーキ、、となってしまうと話は変わってきます。血糖値の観点からお話しすると、朝起きた時の空腹状態は、血糖値が低い状態にあり、そこで玄米など血糖値の上がりにくい主食とたんぱく質、繊維質を摂ることで血糖値は緩やかに上がります。そして、また昼に十割そばなど血糖値が上がりにくいものを食べる事で、血糖値の上下幅が少なくなります、ゆえに太りにくいのです。

一方で、朝はサラダだけ、もしくは食べないとなると、血糖値はぐんぐん下がり続け、コルチゾールという筋肉を削るホルモンが出ます、そして昼食に糖質たっぷりのハンバーガーやパンケーキを食べることで、血糖値は急激に上昇し脂肪をため込むホルモンであるインスリンが出ます。1日の摂取カロリーは抑えられたとしても体内で起きていることは、筋肉が減り脂肪が増える→より痩せにくい身体になっていくというわけです。

糖質制限ダイエットは、エネルギー源となる主食(糖質)を抜くことになるので、続けていくと頭がボーッとすることもあると思います。また、わたしもそうですが、主食を食べられないのはある一定期間は我慢できますが、一生は難しいですよね。

糖質制限ダイエットしていた方が通常の食事に戻す際、低糖質ダイエットや血糖値コントロールダイエットに移行する方も多いのではないかと思います。そうです、行きつく場所、いわゆるダイエットの最終地点が血糖値コントロールダイエットと言っても過言ではありません。つまり、一生続けられる食事法だからです。

血糖値コントロールダイエットでは、糖質を排除せず、うどん・ラーメン→十割そば、白米→玄米(食べづらい方はロウカット玄米)、パスタ→全粒粉100%パスタ、パン→ライ麦または全粒粉100%パンに変えることで、太りにくい身体にしていくことが可能です。

もちろん食べすぎはカロリー過多になりますので、量に気を付けて食べる事が重要です。効果をあげるために、活動量の少ない夜は主食はとらないなど、自分のスタイルに合わせていくこともポイントです。

また、たんぱく質や繊維質(野菜、きのこ、海藻類)もバランスよく摂ることで、より太りにくくなります。カロリーを気にするダイエットの場合、このたんぱく質がおろそかになりがちですが、基礎代謝を上げるもとになる筋肉を作る材料となりますので積極的に摂っていただきたいです。

このように血糖値コントロールダイエットは、なにか(カロリーや糖質など)を排除するダイエットではなく、食べられるものの選択肢も多く、そこから自分で好きなものを選んで食べられるので、我慢やストレスが少ないゆえに、一生続けられるというわけです。

ダイエット中でも天ぷらが食べられる幸せ

私は女性専門のダイエットジムでトレーナーをしていました、当時は70日間でお客様の理想の体重に導くことをしていましたので、さすがに天ぷらはおススメはしていませんでした。でも、それを我慢してストレスになり、途中でダイエットを挫折してしまうなら食べてもいいんではないか、というのがトレーナーを一時退いた身で思う素直な意見です。

罪悪感なく食事ができた時の幸せほどダイエットに効果をもたらすものはありません。

ダイエット中でも揚げ物が食べたくなる時だってあります。もちろん自宅でそれができればいいのですが、スーパーやコンビニで揚げ物を買ってしまうのは違います。きっと使い回された油で、しかも長時間放置されたものはどんどん酸化していきます。

ダイエット中でも罪悪感なく食べられる揚げ物ーそれを実現したのは、当店の米粉&こめ油で揚げた天ぷらです。こめ油はほかの油に比べて酸化しにくい上、当店は米粉で薄い衣なので吸油率も低くとってもヘルシーです、しかもグルテンフリー。13時以降のおつまみメニュー、【シルクスイートの焼き天ぷら】をぜひご賞味下さい。おいもを蒸してから揚げ焼きするしているので、表面をカリッとさせる程度の時間しか吸油しません。

まとめ

ダイエット中、我慢してしまうと行き詰まり、挫折してしまう傾向が高いと思います。まず、選択肢を多く持ち合わせておくことで、逃げ場を作ることができます。まじめな方ほど自分に厳しく、ゼロか100のダイエットをしがちです。

わたしもそうでした。たとえば、ダイエット中にチョコレートを一つ食べてしまった、「駄目だー、また明日から頑張るから今日は食べていい日にしよう」と言って、食べ溜めをする、結局また数日後に同じことが起きる、、、一向にダイエットが進まないのです。

チョコレート一つ、いいんです、別にビターとかカカオ70%以上じゃなければ駄目ということもありません。その時に満足することが大事です。逆を言えば、満足できるものを少し食べてください。

今は、糖質オフのお菓子やアイスもたくさんありますが、私は食べません。添加物も多く、美味しいと思わないからです。

完全に排除するのではなく、少しは食べる。外食は好きなので、少し食べられただけで幸せなのです。その幸せがまた明日への活力になります。逆にたくさん食べてしまった日は、翌日の目覚めの悪さや身体の重さを実感し、また気をつけようと思えます。

私は、20年近くダイエットをしてきて、ダイエットトレーナーになったことで、血糖値コントロールダイエットの良さに気付き、今は我慢しない食生活をしています。きっともっと徹底すれば、今以上の効果があると思いますが、それは自分と相談しながら無理のない範囲でやっていけたらと思っています。

今、なんらかのダイエットをしていて苦しんでいる方、ダイエットはなかなか一人では頑張れないものです、ダメになりそうになった時に聞いてくれる相手がいることはとても重要です。

お店が忙しい時は難しい場合もありますが、勇気を出してお声をお掛けいただけたら嬉しいです。お店のお客様でも、ダイエットに行き詰っていた方が、私に相談してくださり、そこから体重が減ったという方がいらっしゃいます。不安を取り除いたり、認められることで、精神的に落ち着いて、食べる衝動がなくなることもあります。

ダイエット中でも、罪悪感ない食事をして満足することで、明日につなげていきましょう。


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